R1住宅のマークがあれば安心!中古マンションの購入で活用できる便利な情報を紹介

適合R住宅とは優良なリノベーションが為された良質な物件のことで、中でもR1住宅はその建物の専有部分へのリノベーションが施された物件を指します。
その内容は、重要インフラを検査し改修工事を行い、その結果を消費者へ伝えます。
更にその改修工事については2年間保証され、協会には住宅履歴情報が保管されます。
これらの内容が全て補完された適合R住宅であれば、その建物については2年間もの間保証されます。
また、保証協会が住宅履歴情報を保管していることから、購入を躊躇する必要は少なくなります。

R1住宅のマークがあれば安心!中古マンションの購入で活用できる便利な情報を紹介

平成28年以降既存住宅流通市場の活性化について閣議決定された内容に基づき、優良な既存住宅を増加させるための人材の育成が推進されました。
また、住生活基本計画により建物状況調査の質の向上をも勧めています。
その結果としてインフラが整備改修されたR住宅が増え、専有部分の改修が済み2年間の保証も受けられるR1住宅も増加しています。
以上のような理由によりR1住宅のマークが付された物件は、安心して取引し購入する事ができます。
生活しやすい優良な物件を探すのならば、まずはR1住宅であるかの確認からすれば問題のない物件を探し出せます。

R1住宅のマークは基準に適合したリノベーション物件である証

集合住宅では共有設備や居住区域については目視で判断することがありますが、上下水道など見ることができない場所は判断するのが困難です。
そこで誕生した基準がR1住宅で、住まい選びの参考になります。
重要インフラ13項目では給水管や排水管に加えて給湯管やガス管、電気配線や分電盤、火報設備、浴室防水のほか、下地組では床、壁、天井が対象となります。
これらの設備が健全に機能していることが求められ、快適な暮らしを実現するための新たな指標です。
発行が義務付けられている適合情報報告書はリノベーションを担当した業者の情報に加えて、既存の設備の修理なのか新規に設置したのかを明示し、不具合が発生した場合の相談窓口も明記することが必要です。
また、重要インフラ13項目は2年以上の保証を付帯し、アフターサービス保証書の発行が義務付けられているのも重要です。
住宅履歴の平面図と仕上げ票、更新した場合には配管図、配電図、設備位置図をリノベーション協会のサーバーに保管する義務があり、消費者は同協会のウェブサイトにログインすればいつでも閲覧可能です。
これらの厳しい基準に適合した住宅のみが、R1住宅を名乗ることが許されます。

R1住宅は中古マンションのための適合性基準

話題のR1住宅は、中古マンションのための適合性基準です。
日本では、中古住宅を購入してリノベーションを行って住む人が増えています。
リノベーションは間取りを変更できるので、ライフスタイルに合わせて理想の家を実現します。
中古住宅は新築住宅に比べて価格が安く、希望する条件で購入しやすいです。
リノベーション済みの中古物件は販売価格に工事費用を含むので、購入者は資金計画が立てやすいです。
様々なメリットがありますが、トラブルも報告されています。
リノベーション済みでも内容は物件によって異なり、品質によって利便性が変わります。
優良なリノベーションと認定されているR1住宅はなら、安心して購入できます。
給水管や給湯管、浴室防水など様々な項目で基準が設定されています。
R1住宅は、検査を行った上で情報開示と品質確保が行われます。
デザインだけでなく中身も確認できるため、初めてリノベーション済みの物件を購入する人にも適しています。

R1住宅なら重要インフラの確認がされる

R1住宅とは、優良中古マンションのことです。
正式には適合リノベーションR1住宅と呼ばれており、分譲マンションの専有部の重要インフラ部分の品質基準を満たすことを条件にしています。
消費者にとって外から見えにくい部分ですが、快適性や安全性に直結することから中古マンション選びの際の参考にできます。
対処となる13項目は、給水管・排水管・ガス配管・電気配線・分電盤・情報系配線・換気設備・防災設備・下地(床・壁・天井)・浴室防水が対象になっています。
リノベーションの際に耐小13項目の報告書を作成して明示しますが、その内容には適合状況と新規・既存の明示に加えて、不具合があった際の相談窓口の明記も求められます。
また2年以上の保証期間の確保、住宅履歴をリノベーション住宅推進協議会のサーバーに保管することで消費者の問い合わせに対応できる環境を確保します。
R1住宅は、リノベーションの際に重要インフラを状況や状態を確認することで、中古マンションの品質確保を目指す制度です。

R1住宅で中古マンションの比較が簡単にできる

R1住宅であれば、中古マンション選びの際に比較検討しやすくなります。
確認することの難しい13項目のインフラを対象とした適合状況の報告が義務付けられており、新規・既存などの情報を簡単に確認できます。
特にリノベーションが施された中古マンションは内装がきれいに整えられているので、全てが新しくなったと思われがちですが、実際はインフラ部分は既存のものを利用されています。
R1住宅であれば、快適性に直結する給水管・給油管・排水管・ガス管・電気配線・分電盤・情報系配線・換気設備・防災設備・下地(床・壁・天井)・浴室防止の状態を、他の物件と比較検討できることから中古マンション選びの参考にできます。
適合基準に関する情報はリノベーション協議会に報告されたデータベースに保存されているため、いつでもチェックできます。
またR1住宅では既存の設備でも適合基準を満たしたものであれば、2年保証が付きます。
さらに不具合が生じた場合の連絡先なども記録されているため、トラブルが起きた際の窓口もはっきりしています。

R1住宅の検査は普段見えない配管まで及ぶ

いま巷ではリノベーションという言葉がチョットした流行ワードにもなっていますが、実際にもR1住宅は増えている傾向がありますし需要も高いです。
最大のメリットは建築年数が経過している物件も、綺麗になっていたり今の時代の生活様式に合うように間取などもなおされていることです。
企画された物件の場合もあれば、希望があるようでしたらそれを形にしてくれる工務店などに依頼して作ってもらうこともあります。
もしR1住宅で企画された物件を購入するという事でしたら、素人さんが見ても分からない部分が沢山あるので要注意です。
そういった時には配管や排水の部分もありますし、耐震構造なども気になるところです。
インスペクションを利用すれば、建築士などの資格を持つプロが第三者目線で建物を診断してくれますので安心です。
その結果をもとに購入するかしないかを決めることも出来ますし、初めての場合はこういった所が大事なのかと参考になることも沢山出てくるでしょう。

R1住宅なら購入後に2年以上の保証が受けられる

住宅を新しく建築する場合、どんな建物にも10年間の保証というものが付けられています。
これは、実際にその建物を利用していく過程で基礎の欠陥が見つかったり雨漏りがしてきた場合に建物の売り主に対して補償を求めることができるというものです。
この保障がしっかりと受けられるためにも、なるべく安定した住宅メーカーを利用したいものです。
近年ではR1住宅といって内部インフラを13もの項目にわたって検査をすることで信頼性が更に増したものが人気です。
このR1住宅はリノベーション住宅推進協議会が定めたもので、10年保証に加えて2年の保障が受けられるのです。
元々が厳正な基準にクリアしているR1住宅ですし、さらに保障してもらえる期間が延びるとなると、その魅力は大きいですよね。
中古マンション業界においても、この物件は注目度が高まっています。
特に築年数が経過している場合は、このような保障があるものを出来るだけ選びたいものですね。

R1住宅の工事履歴は協議会も保管するから透明性がある

最近では古い住宅をリノベーションすることで、現代の快適な生活環境に合った形にしたものが増えており、新築住宅に比べて安価に入手することができるため注目を集めるようになっています。
一般の住宅やマンションなど、リノベーションを行って築年数の古いものを現代風に改築したものは人気が高く、そのために多くの住宅がリノベーションを行っているのも実態です。
しかし、その中には利益を重視し、様々な問題のある工事を行っているケースも少なくありません。
リノベーションは従来のリフォームに比べ構造部分にまで変更を加える場合があり、そのために住宅の強度などに影響を及ぼしてしまうことも多いため注意が必要です。
R1住宅はリノベーション協議会は適切な手法を用いてイノベーションを行っている住宅であり、安全性と快適性を両立させたものであることが特徴です。
R1住宅ではその具体的な工事内容をイノベーション協議会が管理し保管していることから、工事内容に透明性があり、安心して住むことができる住宅となっています。

中古だからこそ必要なR1住宅への適合

中古住宅を購入したり賃貸で借りる際には内見を行い、担当者からの説明を受けたり、自身の目で外装や内装の劣化具合を見て契約の判断をするための貴重な判断材料とすることがあります。
しかし、上下水道や配電など壁や床下に埋め込まれており目視では確認できない場所については、客観的に判断するのが難しいのが現状です。
そんな中で登場したR1住宅という規格は、重要インフラ13項目をチェックして健全性の確保をするだけではなく、いつ部品が交換されたのか、あるいは新規に敷設されたのかなどの住宅履歴が記録されています。
また、それらの履歴はR1住宅の公式ウェブサイトからログインすればいつでも閲覧可能となっています。
これらの取り組みにより、従来なら目に見えない部分は漠然としたイメージしか掴めなかったところ、客観的かつ正確な情報が得られることでその住宅が持っている本来の価値を見定めることが可能となりました。
中古だからこそR1住宅への適合が必要で、ユーザーに対して安心安全を提供しています。

見た目だけで判断しないR1住宅の物件評価

いまちょっとしたブームになっているR1住宅ですが、お洒落なインテリアで作られていたりしますし、まるでデザイナーズ物件のような仕上がりの物も有ります。
内側は綺麗にリノベーションされていて内装も綺麗になっていますので、見た目は新品同様でしょう。
ちなみにR1住宅で気をつけなければならないのは、内側や耐震構造がしっかりしているかなど内部的な事です。
特に劣化しやすいのが水回りで排水関係の事は素人が見てもなかなかわかりません。
リノベーションをしたことで大事な柱を取ってしまっているのでは?といったことがあっても、R1住宅の場合は認められているので問題は無いでしょう。
しかし水回り関係であったり、隠れている部分の事に関してはインスペクションを依頼してプロに査定をしてもらう事をお勧めします。
素人さんではわからないことも沢山ありますので、それをプロが第三者目線で調べてくれることで安心して購入することが出来ます。

著者:氏家勇人

筆者プロフィール

埼玉県川口市生まれ。
長年不動産関係の会社に勤務。
今回はR1住宅についてまとめました。
R1の検査